2012年9月23日日曜日

どうするどうするあなのなか



絵本のあらすじ
3匹ののねずみは2匹のはらぺこやまねこに追いかけられています。そしてその先には深い穴が・・・そして5匹とも真っ逆さまに穴の中へ。もがいて上ろうとしても壁はつるつるで、すぐに落ちてしまいます。どこにも逃げられないということは、のねずみをたやすく食べられるということ。2匹のやまねこが迫ってくると、のねずみは慌てて提案します。そして、5匹が頭を突き合わせて穴から出る方法を考えます。そのうち大雨が降ってきて・・・

絵本の感想
縦長の絵本が、深い穴の中を効果的に見せています。5匹たちが色んな案を出すけれど、危険性を考えて折り合いのつかない様子が悲壮感を飛び越えユニークです。長い話し合いの間に5匹が昔からの友達みたいに楽しげに話している様子がとても微笑ましいのです。世の中がこんな風になるといいのにね。