2012年8月28日火曜日

ろくべえまってろよ



絵本のあらすじ
犬のろくべえは深くて暗い穴に落ちてしまいました。その穴の周りを心配そうに囲んでいるのは一年生の子供たちです。さて、どうしたらよいのでしょう?懐中電灯を持ってきて中を照らすと、泣いているろくべえが見えます。歌を歌っても、大好きなシャボン玉を吹いてもろくべえは動きません。お母さんも通りがかりのおじさんもあてにはなりません。みんな頭が痛くなるほど考えました。するとかんちゃんが名案を思いつきました。そして・・・?

絵本の感想
長新太さんの描いた穴は狭くて深くて、こんなところに一人ぼっちでいるとさぞ不安なことでしょう。ろくべえを助けるために子供たちが額を寄せ合って考える様子は、真剣でほほえましいのです。大人たちが帰ってしまってもあきらめることなく名案を思いついてほんとうによかった。子供たちの表情の変化も見逃せません。