2012年8月12日日曜日

悲しい本



絵本のあらすじ
私は悲しみのなかにいる。それはまな息子のエリーが死んでしまったから。悲しみを人に聞いてもらいたいことがある。しかし、一人で考えたいときもある。それは自分の悲しみだから。どうしようもない悲しみのあまり、自分の感情を発散したいこともある。そして悲しみをやり過ごす方法を考える。悲しみについて書いてみる。すると気付くこと、思い起こすことの数々。そして・・・

絵本の感想
人の数だけ悲しみがあると思う。あの頃はよかった。あの時あんなことがなければ、あんな選択をしなければ。時間を巻き戻しすることができればどんなによいかと・・・悲しみにとりつかれて動けなかったり、悲しみを隠して不自然な笑みを浮かべたりする。そんなことは本当は好まない。時が心を癒しどうすればよいのかじっくり考えるときが来ることを信じたい。ラストのロウソクのあかりは温かく、未来を明るく照らしてくれることを願って。