2012年7月30日月曜日

ねえとうさん



絵本のあらすじ
こぶしの花が咲くころ、リュックサックに一杯のおみやげを詰めて久しぶりにとうさんぐまが帰ってきます。かあさんぐまもこぐまも大喜びです。こぐまはとうさんと森の中に手をつないで散歩に出かけます。肩車をしてもらったり、背中に乗せて泳いでもらったり、川に橋をわたしたり、とうさんはなんだってできます。そしてこぐまは将来の夢を想うのです。

絵本の感想
こぐまになにをお願いされても「よし、よし」と頼もしい返事をするとうさん。そのとうさんを誇らしくおもうくまのこ。でもとうさんは決しておごりません。ただ、くまらしいだけと返事をする格好よさ。こんなどっしりとしたたくましいとうさんと、陽だまりのように温かいかあさんに包まれてくまのこは、健やかに大きくなっていくのが見えるようです。