2012年7月17日火曜日

ひさの星



絵本のあらすじ
昔、秋田の北のはずれにひさという名前の口数の少ない女の子がいました。赤ん坊をかばって、犬に噛まれて怪我をしても訳も話さないような女の子でした。ある夏、大雨が続き川の水かさが増しました。そんな時、三歳の政吉が川っぷちの蛍をとろうとして川に落ちてしまいました。ひさは川に飛び込んで、政吉を助けたあと轟々と叫ぶ泥川に沈んでしまうのです。そしてひさは・・・

絵本の感想
自己主張のしっかりできる子は立派だと思います。一方ひさのように黙っていても助けが必要な人にそっと寄り添える心は尊いと思います。それは岩崎ちひろさんのふんわりとした絵の中にも見てとれます。本当のやさしさと強さを表現する作品だと思います。