2012年7月9日月曜日

ゆめくい小人



絵本のあらすじ
まどろみ国の人々は眠ることが一番大事な仕事です。なぜなら、ぐっすりよく眠ると気持ちが優しくなり頭がスッキリするからです。しかし、この国のお姫様のすやすや姫は眠りにつくことを嫌がっています。それは時々怖い夢を見るからです。どうすればよいか、心配した王様は、医者や偉い先生を呼び寄せ、また国中にたくさんの使いも送りました。しかし誰も良い知らせを持ってきてはくれません。そしてついに王様自らが旅に出てたずね歩きます。歩き続けくたびれ果て、広い荒野で道に迷ってしまいます。そこで小さな銀色に光る生き物に出会うのです。さて、王様やすやすや姫はどうなるのでしょう?

絵本の感想
個性的な絵はたちまち読者を異空間に引き込みます。幼い子供にとって怖い夢は困りものです。こんなゆめくい小人がいてくれたらぐっすり眠れますよね。なにより一人の父親としての王様の懸命さに子供は安らぎを感じることでしょう。