2012年7月1日日曜日

おまえうまそうだな



絵本のあらすじ
山がドドドと噴火した日に生まれたアンキロサウルスの赤ちゃん。そばには誰もいなくてひとりでとぼとぼ歩いていると、ティラノサウルスが「おまえうまそうだな」と飛びかかろうとした。その時赤ちゃんのアンキロサウルスは「おとうさん」と叫んでティラノサウルスにしがみついた。アンキロサウルスは自分の名前を「うまそう」と勘違いしたのだ。赤ちゃんは草をいっぱい食べ、「はやくお父さんみたいになりたい」と言い、ティラノサウルスはなんとも言えない気持ちになるのだった。それからというもの赤ちゃんに色んな知恵を授けそしてやがて別れが・・・

絵本の感想
自分を一心に慕ってくれる存在に、なにがなんでも守ってやるんだという気持ちがわいてくるのでしょう。生きるすべを教えたあとはなにが大切か分かっていて手放してしまう。‘うまそう’に心を残しながらもティラノサウルスのいさぎよさに脱帽です。