2012年6月29日金曜日

おだんごスープ



絵本のあらすじ
おばあさんが死んでしまって、ひとりぼっちになったおじいさん。おばあさんが作ってくれたおだんごのスープが飲みたいなあ。おばあさんが「ぐらぐらお湯におにくのおだんご丸めてぽとん・・・」と歌っているのを思い出しながらおじいさんは作ってみます。すると、いいにおいに引き寄せられてねずみのお客さんがやってきます。おじいさんがスープを作るたびにお客さんがどんどん増えて・・・

絵本の感想
ひとりぼっちになって、暗い部屋にずっと座っているおじいさん。おじいさんの深い悲しみが胸に突き刺さるようです。でもおだんごスープを作ってみることでおばあさんの歌を思い出し、買い物に行き、生きるために自分で動き出すのです。そのうえお客さんまで来てくれてうれしい悲鳴が聞こえそうです。そして、表情がどんどん豊かになっていくおじいさんを応援したくなりました。