2012年6月11日月曜日

かさ



絵本のあらすじ
この絵本は文字が一言も書かれていません。モノクロの雨の町の中を赤いかさを持った女の子がお父さんを迎えにいくのです。お父さんの長いかさを持ち、おそらく見慣れた通り道を歩き、駅まで向かう女の子の心情が浮き彫りになるような不思議な絵本です。

絵本の感想
今では子供がかさを持ってのお迎えは珍しい光景かもしれません。文字がないため、読む側の想像力が掻き立てられるようです。お父さんにかさを渡す女の子の満足気な表情が印象的でした。雨の日に読んでみると、なお女の子の気持ちに寄り添えるかもしれませんね。