2012年6月10日日曜日

わすれられないおくりもの



絵本のあらすじ
年老いたアナグマは賢く、物知りで、森のみんなから頼りにされていました。冬のはじめ、楽しい夢を見ながら死の世界に旅立ってしまいます。残されたのは一通の手紙だけ・・・森のみんなは悲しみに暮れるのですが、それぞれがアナグマとの思い出を語り合います。アナグマがみんなにおくりものを残してくれたことに気付くのです。

絵本の感想
老いることの寂しさ、また大切な人を失った喪失感は深いものです。しかし、このことは生きていく上で避けられないことです。これからを生きる命に素敵なものを残し、満たされた気持ちでお別れできたアナグマはきっと幸せだったろうな・・・そしてまた、かけがえのない思い出を残してもらった森のみんなも。