2012年11月10日土曜日

手ぶくろを買いに



絵本のあらすじ
寒い冬がキツネの親子が住んでいる森へやってきました。はじめて冬を迎える子ぎつねは、雪ももちろんはじめてです。雪の上からお日様が反射して目には眩しいほどでした。柔らかい雪の上をかけ回って遊んだあとほら穴へ戻ったきつねは、ぼたん色になった手を母さんぎつねにあたためてもらうのでした。かわいいぼうやの手にしもやけができてはいけないと思い、町まで行って毛糸の手袋を買ってあげることにしました。しかし昔、母さんぎつねが友達と町へ行って怖い目にあったことがあり母さんは足がすくみ、ぼうや一人を町まで行かせることにしたのです。そして母さんはぼうやの片手だけを人間の手に変えてしまい約束事をするのです。そして一人で手袋を買いに行った子ぎつねは・・・

絵本の感想
なんの先入観もなくまっさらな気持ちではじめての体験をすることはワクワクするものです。かわいい子には旅をさせろといいますが、母さんがぼうやを見送ったあとどんなに心細く後悔もしたりしながら落ち着かないときを過ごしたことでしょう。そして、ぼうやが無事に帰ってきてホッとしたことでしょう。ぼうやの楽しかった経験が母さんに伝わるといいですね。